往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

お昼は月見バーガーにするのだ!

よっしーへ


 今年の結婚記念日は、ど平日で二人とも仕事だったので何もできなかったのだ・・・。あえて祝日を選んで入籍する人もいると聞くけど、賢いなあと思う、毎年絶対お休みになるもんね。わたしたちは付き合った記念日を結婚記念日にとりあえず選んでしまったので、そんなスペクタクルなことはなく。でも確かに、付き合って一年、結婚して一年という気がしなくて、もっと長く一緒にいるような錯覚に陥ることがある。なんでだろう?よく分からないけれど。ちなみにこないだの結婚記念日には久しぶりに夫と衝突しました笑。でもちゃんとその時に二人で話して解決したのでオールOK。わたしたちの偉いところは、なにかあった時に二人とも腰を据えて逃げずに話せるところな気がする。特にわたしがひとつひとつの言葉を大切にしてる、というか、ひとつひとつの言葉に敏感だから、それに夫がちゃんとひとつひとつ最後まで付き合ってくれるところがありがたい。逆に今後何かあった時に、話し合いができなくなったら終わりなのかもしれない。そんなこんなで、夫にはとても助けられています。

 わたしの大学四年間のポートフォリオ、実はあるんですよ。卒業する時にサークルで開いた写真展用に、二万円くらいかけて立派なフォトブックを作ったのだ。恥ずかしいから今度お家に来た時に見せるね、なかなか大きいし。フィルムカメラで写真を撮るのを始めたての時には風景とか撮ってたけど、ある時からは「わたしは人間にしか興味がない」といった感じで人間ばかり撮るようになってた。ということでそのフォトブックはもれなく人間がたくさん写っています。小道具とかお洋服とかをボストンバッグにたくさん詰め込んだものを持参して、モデルの女の子と二人でラブホテルに行って撮影したこともあったなあ、懐かしい。せっかくカメラも取り戻したことだし、また人間を撮りたいなあ。よっしーをわたしがフルコーデしてお化粧を施しますので、写真を撮らせていただけませんかね・・・笑。確かに、大学生活は思いっきり満喫した。満喫したけど、当時はその分大手企業に入って親に恩返ししなきゃ(親の期待に応えなきゃ)という強迫観念にかられて、結果的に不本意な就職をしてしまったので、もうそういうのはやめようと思った。両親が学費を払ってくれたことに対しては本当にありがたく思うけど、わたしの人生はわたしのものでしかないので、わたしはこれからの人生も自分の意思で選んで楽しく過ごしたいなあ。

 ムサビは、武蔵野美術大学かな。なんだかおもしろそうなお友達だね!機会があればぜひわたしも会ってみたいかも。ちなみにわたしは「道とか店とか、絶対に間違わない人」なので、なんかすみません笑。そして彼女も過去の自分の文章などをおもしろがれる人なんだね!やっぱりわたしだけじゃなかったんだそういう人種、となぜか安心した。そしてよっしーが撮ったアイラブ歌舞伎町のビルの写真からして、新宿の薄暗さ・薄汚さみたいなものを感じたよ。歌舞伎町って未だに一人で歩くのが怖い街だな、よっしーも、一人で歌舞伎町を歩く時には気をつけてほしいな。


土曜日によっしーに貸す本(と返す本)の準備をしていたので、先駆けてチラ見せする画像を添えて、まるこより

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