往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

きんぐぬーが特別に好きなわけではないけどきんぐぬーをバカにされるのはなんかむかつくぞ!

よっしーへ


 さっきマックを食べながらiPhoneを適当に扱ってたら、床につるっと落ちて、お気に入りのiPhoneケースが結構割れてしまったよ。iPhoneの画面は割ったことのないわたしですが、iPhoneケースは結構割っている。悲しみながらも楽天のポイントで二百円くらいのクリアなiPhoneケースと画面保護シートをポチりました。割と物持ちの良いタイプの人間なので、たまにこういうことがあると結構へこむ。二十キロ太ってしまったために去年着られた服が着られない、みたいな時もかなり悲しい。二十キロ太るとまじで世界が変わるよ、初めて股擦れという世界を知った。身体はどんどんかたくなるし。げんなりするなあ。大人にも時間割が必要かあ。確かに、会議がいっぱい入ってる日は仕事が捗る気がするなあ。わたしはこのところ仕事が終わると超脱力してなにもやる気が起きなくて、すぐに横になってしまう。眠ってると時間がどんどん過ぎていく・・・確かに時間割が必要なのかもしれない。なんかというか、平日をあんまり楽しめてない感じがするなあ。よっしーは色々楽しんでいるものがあるようでなんだかうらやましい。まるこはまた「わたしなんて趣味とかないし・・・いじいじ」って感じなのかもしれない。やっぱり元気がないのかなあ。ちなみにわたしは音は朝外さずに歌えるけど、抑揚をつけて歌うことはできないのだった。

 高校生の頃はサブカルにかなり傾倒していて、常にボブカットを極めてて、ART-SCHOOLっていうバンドが大好きだったなあ。まること言えばART-SCHOOL、みたいな感じだったと思う。そして今と比べてかなり八方美人だったな。わたしのことをすごく好きでいてくれる女の子がいたんだけど、その子がいつも周りのみんなの陰口をわたしに言ってきて、わたしはそれに同意することも否定することもできなくて、ストレスで常に逆流性胃腸炎になってたなあ。症状のレベルに合った胃薬を7種類くらい持ち歩いていた当時。そのせいか体重が今より三十キロくらい少なかったな。当時は神経質なりに八方美人で、それなりに周りに対して開いてたと思う。あの頃って勉強ができればそれで良くて、それ以外に気にしなくちゃいけないことってあんまりなかったし。そう考えると単純で超思考停止してて良かったから、楽だったのかもなあ、なんて。よっしーはどんな高校生だったんだろう。

 ミッドサマーはもう観たのかな?ただのキラキラお花畑映画だと思って観たら超絶人間ホラーだった!ウワー!という話をよく聞く。わたしも初めて劇場で観た時は、終わってから夫婦二人ともかなり疲弊していた記憶がある。母とも家で一緒に観たけど、母はさすが映画通で、かなり序盤の段階でオチまでだいぶ読めてたからびっくりした。母ほど色んなジャンルの映画を洋邦問わず観まくっている五十代って、そうそういないのではないかと思う。音楽も、謎にワンオクロックとか好きだし。やっぱり我が母は永遠の十六歳なのかもしれないな・・・。続きが気になるものがある状態って幸せだよね。今は観てる途中のスペックがあるからいい感じ。仮面ライダーとかも色々あさりたいなあ。

 確かにわたしも、働き始めてから猛烈に「こういう風になりたい!」みたいなものはなくなった気がする。もうそういうことを考える必要がなくなったのかも?何者かになる、みたいな。今は、自分の感覚を大切にしながら、自分らしく生きていたいなと思うよ。等身大の自分を認めてあげたいな。二十キロ太ったけど、顔がそれなりにかわいいからオッケー!と思ってます。逆に、そう思わないとやってられないんだぜ・・・。


久しぶりにマックを食べてご満悦のまるこより