往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

お腹いっぱいだ〜

よっしーへ


 今日は九時から十二時半まで全社の会議でちょっと疲れたけど、楽しかったので良しとする。九月に入って部署内で異動してから、このところ毎日仕事が充実していて楽しい。少し前は事務っぽいチームにいたので、デイリー作業を終えたらやることがなくて暇、みたいな場面がかなり多かったのだけれど、今はやることがたくさんあって忙しい。そのひとつにビジネス講座受け放題サブスクのアカウントを会社から付与してもらったことがあって、空いた時間に自分の業務に関連する講座を観まくっていると時間があっという間に過ぎるというのもある。今はデータ分析の講座を受講しているのだけれど、以前から興味がある分野だということもあってめちゃめちゃおもしろい。まるこ、ちゃんと仕事してます。

 第二新卒といえば、前に一緒に勤めてた会社の社長は第二新卒の意味を知らなかったよね笑。あの喫煙所はまだあるのかな。喫煙所までの道のりの途中に新聞屋さんがあって、お店の前の大きな水槽で亀を飼ってたのを覚えてる。亀、元気かな。わたしも社内のわずかな常識人のみなさまに救われながら働いていた。わたしもよっしーも、なんというか、足掻いてたよね、当時は。二人とも今はそれなりに幸せだから、もうそんなことはどうでもよいのだと思う。人から与えてもらうことで成長しようとしない、大事なことな気がする。自分で切り拓きたいよね、それなら納得感もあるし。自分の人生に納得感が持てることって大事だと思う。わたしは自分で実際に経験してみてからでないと自分にとって良いか悪いかを納得して判断することができない、みたいなところがあって、面倒な性質だなと自覚しつつも、仕方ないと思っている。納得感がないと他人のせいにしたり後悔したりしてしまうこともあるし、そうはなりたくないからである。なぜか納得感についてだらだら書いてしまった。

 わたしは小さい頃からそれはもう親の顔色ばかり伺って、親の期待に応えるということばかりに奔走してきたよ。その結果このように主体性のない人間となってしまっているという自覚があるので、よっしーの指摘はその通りだと思う。わたしは常に優等生だったから、弟はどこに行ってもわたしと比較されてつらかったみたい。「お姉ちゃんはあんなに優秀なのに」って担任の先生に言われたりしたらしい。そりゃあわたしに対するコンプレックスも勝手に醸成されてしまうよね、と思った。「ただ人間がいるだけで大人も子どももない」っていいね。わたしがもし子どもを産んだとしても、それを胸に子どもと関われたらいいなあ。気分と感情は別物か。なるほど確かに、そう考えると楽かもしれない。さすが哲学科卒、アランの引用もおもしろいね。わたしの卒業した某カタカナきらきら学部も嫌いじゃなかったけど、もし大学に入り直すことがあったら、文学部哲学科か社会学部のどちらかに入学したいな。よっしーと同級生になったりしたらおもしろいだろうなあ。


そういえば昨日ついに桃を食べたんだけど(おいしかった!)皮をかなり綺麗に剥けて感動したのでその画像を添えて、まるこより

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