往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

ポイズンは反町隆史の歌だよ、知ってる?

まるちゃんへ

 雨が降る降るといって午前中は降らずじまい。今になってようやくぽつぽつ降ってきたよ。アスファルトが雨に濡れたあの匂いが好きなんだけど、チコちゃん情報によるとあれば微生物のおならだそうよ。おならをありがたがって嗅いでいたとはね。

 湿った森のにおいも、結婚式も、映画に行くのも、人が居るっていう前提で成り立っているものだったんだなあって今になって思うよね。そういえば、結婚式場と新郎新婦が裁判していたな。延期や中止で費用負担をどうするかってことなんだろうけど、祝い事だというのに大変だ。どうでもいいけど、初恋の人が結婚式の件で式場ともめているらしく、そのあらましをインスタグラムに載せていた。どうしても式場の人が悪いと言わざるを得ない対応のようだったけど、それは心折れずに頑張ってほしい。しかし、天国から地獄って感じで、結婚式のトラブルは落差がある分、精神にきそうだ。式場については、あの狭い沖縄で、そんな対応をしたらあっという間に悪評が広まると思うんだけど…それはいいのかな。

 さっき軽く、お互いの妹・弟のことを話したけど、まるちゃんと弟も、わたしと妹もぜんぜん性格が違うから面白いね。たしかに、きょうだいは親子とは違うけど特別なつながりだよね。趣味も違うし、つるんでる友達のタイプも全然違うけど、共通する思い出がいっぱいあるからか戦友みたいな感じがする。両親が夫婦喧嘩して子ども二人で慌てたりとか、「もしりこんしたらどっちについていくか」とか、こそこそ話した記憶もある。そういえば、父親がバツイチで、前妻に子どもがいると知ってしまったときも、母親には知ってしまった事実を言えないから、まだ小学5年生とかだった妹にこっそり共有した。わたし一人では抱えられなかったから共犯にしたんだよね(笑)  わたしか妹が20歳になったころ、「大人になったら伝えようと思っていたけど、実は…」って母親からこれを告げられたとき、二人して初めて聞いたような感じで「え………?」みたいな演技をするんだけど、妹が下手すぎて爆笑だった。笑いをこらえるのに必死で、母がそのあと何を話したかあんまり覚えていない。母が寝たあと2階に上がると、「おねえちゃん演技下手すぎるでしょ!」って言われて、「いやあんたもな!」ってなじりあったのがいい思い出すぎる。マジ笑った。

 まるちゃんの結婚式、すごく楽しみだなあ。そういえば、沖縄の結婚式は、新郎新婦に一番近い席に親が座ってるんだよ。こっちは違う。一番遠い席に、向かい合うような感じで座ってることが多いよね。どっちがよく見えるんだろう。そして、言われるまで新婚旅行っていう発想がそもそも抜けていたことにびっくりした。たしかにあるよ、新婚旅行。行きたいよねえ。 こんな世の中はポイズンだけど、行ける所を選ぶんじゃなくて、行きたいところに行きたいよねえ。だから日本だけじゃなくて世界中からコロナがちゃんと無くなって欲しいもんだの~。

 ……本当に書くのが早くなっている。楽しい時間があっという間に終わってしまう。読むのも早くなってて、楽しい時間がこれまたあっという間に終わってしまう!w