往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

iPhoneは自分で買うべし

よっしーへ


 確かに今日は日差しが強くなくて過ごしやすかったね!昨日の夜から残暑っぽい空気。まだ八月中旬だけど、早くも秋冬のことに想いを馳せている。たくさん着込んであたたかい部屋で過ごしたい。そんなことより、何年も前に別れた元彼のおさがりの画面が割れた旧式のiPhoneなんて、わざわざ修理してまで使わなくていいと思うんだけど、どうかな笑。元彼女に使わなくなった画面の割れた旧式のiPhoneをあげるなんてやっぱりちょっとどうかしてるよ、新品の最新機種をくれるならともかく。まあなんというか、彼は本当に悪気なく心の底から良かれと思って画面の割れた旧式のiPhoneをよっしーにあげてそうだから、なんとも憎めないのもわからなくもないんだけどね。画面の割れたiPhoneを使ってる女は確かに幸薄な感じがするけど、元彼のおさがりの旧式のiPhoneをわざわざ修理して使うのもなかなかだぞ!目を覚ませ、よっしー!!

 子どもを産むために必要な精神と経済ってなんだろう。経済はまあなんとなくわかるけど、精神かあ。母から娘への強烈な何かの連鎖をわたしのところで止めなくては、とは強く思う。でもそれを強く思えば思うほど、それにいつまでも囚われている感じもする。もう何も考えずにとりあえずポーンと産んでしまった方がいいのかもしれないよね。わたしは子どもは産みたい気がするけど、妊娠・出産・新生児の世話という一連の流れの中で確実に体調を崩すだろうから、それでもどうしても産みたいって思わないと無理かもしれない。あとは、子どもの頃から父が単身赴任で家をあけている期間がほとんどだったせいで、母はほとんど一人でわたしと弟の育児をしていたから、父親ありきの育児のイメージがつかなくて怖い、とかね。最近赤ちゃんを産んで夫と三人で家の中で過ごしている夢を見たけど、夫が赤ちゃんのことを何も手伝ってくれなくて絶望するという内容だったから、まさにそれを潜在的に恐れていることが明らかになってしまった。夫がそんな人ではないことなんてわかりきっているのにね。

 喫茶店で周りの人を観察するの、わたしも大好き。前に秋葉原ルノアールで大学生と思われる二人が何か話し込んでて、一人はノートパソコンをカタカタしながら熱心に何かをもう一人に話していたんだけど、その画面が最後までずっとデスクトップのままだったから怖かった。あとは、まあまあなおじさんと地味な若い女の人が「初めまして〜」みたいな感じで話してて、「こんなにきれいな人が来てくれると思わなかった」みたいなことをぽつりぽつりと話して、最後はぎこちなく手をつないでお店を出て行ってたのを見たこともあるよ。最近喫茶店にも行ってないなあ。喫茶店で何か飲み物を頼むとその値段相応の時間をお店でつぶしたいなってわたしも思うよ、都内の喫茶店の飲み物はなかなか高価だし。わたしのおすすめの喫茶店は、有楽町駅のルミネ側の改札の前のセブンイレブンとパチンコ屋さんの間にある椿屋珈琲だな。めちゃめちゃ狭くて席数も少ないけど、コーヒーとかココアとかが紙コップで二百円くらいで飲めて、全席喫煙可能。駅前だしパチンコ屋さんと同じ建物の中だから騒音大きめだけど、結構穴場だと思ってる。阪急メンズ館とか銀座とかで夫がウィンドウショッピングをするのに付き合ったあとに、何か買う前に必ずその椿屋珈琲に行って、夫がお店で見たものを買うかどうかを一回そこで考えるの。お店から離れて一度冷静になって買うかどうか決めるなんて、夫はえらいなあと思う。わたしはその場で衝動的に買い物してしまうタイプだからなおさら。よっしーも衝動的に買い物しないタイプだよね、多分。また夫とよっしーとわたしの三人でよっしーのお洋服を見に行きたいなあ。


 iPhoneといえば今日iPhoneケースを変えたので写真を撮ってみた。かわいくない?という写真を添えて、まるこより

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