往復書簡 まるこよし

まるこ⇄よっしー

猛暑日の昼のまるこより

よっしーへ


 なんだか急かすようになってしまってごめんね、早速投稿ありがとう!当時のよっしーの「スクールカーストをいかに下克上し駆け上がるか」という関心ごとについてもっと聞きたい気分。なんというか、それも含めてよっしーらしいエピソードだなあと思った。よっしーって柔らかくおとなしいように見えて意外とガツガツしてるというか、実は静かなエネルギーみたいなものがすごくある人だと思う。小学生の頃からそれは変わらないんだね。わたしのよっしーの好きなところのひとつです。

 交換日記ってダレるよね、すごく分かる。わたしも小学生の頃にやってた交換日記は、どちらかというとわたしが止めちゃってたよ。交換漫画とか交換小説とかもやってた、交互に続きを書くの。それらは今思うと黒歴史だなあ・・・。多分もうほとんど捨てたと思うんだけど、わたしがノートとかを捨てると母のもったいない精神が働いて、なんとそのノートをゴミから取り出して、わたしがなんか書いてたページを切って捨てて、その残りを使うんだよ。後日捨てたはずのノートを家の中で見かけて血の気が引くという。まあいろいろ鈍い母なので、中身はしっかり見てないと思うんだけど、なんとも嫌だったなあ。

 なんとも嫌だった母のエピソードといえば、三年前に母と喧嘩したときに、母が「今だって子育てしてるんだからしょうがないでしょう!」と言い放ったこととかね。新卒で一人暮らしを始めて、いろいろあって実家に戻って半年くらいした時のことだった。その一言にものすごく衝撃を受けて、頭がクラクラしたことを覚えてる。一度家を出たくせに実家に帰ってきてしまった負い目みたいなものも当時は自分の中に少なからずあったから、今思い返すとなんともつらかったなあ。

 新卒で一人暮らしをしてた時には結構な頻度で母から荷物が届いて、野菜や米はありがたく思ってたんだけど、毎回大量に同梱される安いハンドソープの詰め替えがどんどん洗面台の下の収納に溜まっていって、ものすごくうんざりしていたことも覚えてる。それに比べて今は母からの荷物はひとつも届かないので、わたしが結婚したことで母の中でも「子育て」が終わったのかもしれないね。わたし自身も少し前に比べて自分の思考が母にとらわれていない感じがする。よっしーにたくさん母の話を聞いてもらったこともその一助となった気がするよ、改めてありがとうね。

 初回を母の話だけで終わりたくないので、もうちょっとなんか書く。平日のお昼って何を食べてる?わたしはほぼ在宅勤務なんだけど、自分ひとりのためにフライパンとか包丁とか使うのが面倒で、朝、夫のお弁当を作る(と言っても冷凍してあるものを解凍して詰めるだけなんだけど)時に同じものを別皿に取っておいて、お昼にそれをチンして食べてるよ。不思議なのがね、お弁当に詰まってる時には全部それなりにおいしそうに見えるのに、普通にお皿に乗ってると、なんというか味気ないの。物足りないというか。同じ内容なのにだよ。お弁当はお弁当という完成されたコンテンツなんだと思ったね。

 今回はこれくらいにしておくぜ。よっしーに向けた文章だと思うといくらでも書けてしまって、やっぱり楽しいな。思いつきで始まった往復書簡だけど、ゆるく長く続けられればと思っていまーす!よろしくね。

 

 数年ぶりに食べたデラウェアを添えて

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